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タヌキ親父の部屋

真空管

さて今日は真空管のお話。専門的なことはほとんど分からないので、感覚のお話。
今、私のシステムは、プリアンプ、パワーアンプ共に真空管アンプである。様々なアンプを聴き比べた結果である。値段も、数万円から一千万円以上もするアンプまで聞き比べた。その種類は、大手メーカー製からガレージメーカーと呼ばれる自作に近いものまで。そして最後に行き着いたのが、真空管のガレージメーカー製アンプである。求めた音は、どこまで自然か。また、実際のコンサート等で体験するような自然な音楽鑑賞に浸れるかということ。これは、自然音、人の会話等などを捉えた音の出方も同様なことがいえる。科学的に真空管より石のアンプがすぐれているといったことより、聞いて自然な音かということの方が私にとっては重要である。自然とは、言うまでも無く“らしい”かである。どこまで“らしく”再現されているかである。その結果行き着いたところが大手メーカー品には無い、ガレージメーカーの真空管アンプだったのである。そして、CDプレーヤーもアナログ部に真空管を使用した良いものは無いかと探してみたが、残念ながら現在発売中のものでは良いものが無かった。やはり、真空管という素子の問題ではなく、その他の部分も重要なのである。当たり前だが・・・。
もうひとつ、このサウンドパーツのアンプの優れたところにトランスがある。もちろん完全特注品であるが、技術と人の職人技が詰まっているものなのだそうだ。私が購入した10年以上も前にすでに78歳ということだったので、今は御存命かどうか。。。その方の手巻きによるこのトランスが音を決めている一つの要因であることも、また間違いが無いのである。「本当に良いものは大量生産できない。」というのが私の持論であるが、このトランスも1日1個程度だそうだ。日本にもいまや数名程度というトランス巻の最高の職人だそうだ。このトランスがあってこそ、真空管が生きるということだ。逆に言うと、トランスは真空管の要であるということ(OTLアンプは除く)。
真空管_a0277279_1503899.jpg




上の写真はパワーアンプである。詳細はまた別の機会にするとして、トランスである。とくに右側の縦に並んでいる2つのトランスは出力トランスである。125mm四方で高さが150mmもある。出力25wのアンプにこの大きさの78%アモルファス手巻きトランスを奢っている。さらに職人の手巻きと聞くと、何とも感慨深いものである。まさに出会ってよかったと思える逸品である。
by omirabakesso | 2012-05-21 15:10 | オーディオ

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